【2023年最新】クラウド勤怠管理システム23社の料金・機能比較|失敗例に学ぶ選び方

クラウド勤怠管理システムを導入する際に、導入してから必要な機能が無かったことに気づくような失敗をすることがあります。システム導入前に、自社にとって必要な機能を決めて、資料や管理画面を確認してから導入するサービスを決めましょう。

勤怠管理システムを比較導入する際は、以下のような手順で進めるといいかもしれません。

  • 自社に必要な機能を決める
  • 候補を複数選び、管理画面の仕様を確認する
  • 各部署の担当者とミーティングをして、必要な機能が不足していないか、使いにくくないかを確認する
  • 使いやすそうなサービスを選ぶ
  • 可能であれば1月程度テスト運用する
  • 運用開始

この記事では、クラウド勤怠管理の導入失敗例をご紹介しつつ、システムを比較する際は何に注目するといいのかをご紹介します。用途別に勤怠管理システムをいくつかご紹介しますので、導入を検討している方はお役立ていただければ幸いです。

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編集部

勤怠管理システムは数が多いので、良くも悪くも選択肢が多くて選ぶのが大変です。複数のサービスの機能や費用を横断的にパッと見で比較しやすいように心がけて記事を書きました。気になるサービスがあれば、公式サイトへ遷移したり、資料をダウンロードしたりして詳細を比較していただければと思います。

目次

【結論】迷ったらマネーフォワードクラウド勤怠の無料トライアルがおすすめ

現場の声
数が多くて選ぶのが大変だな〜
編集部

現在お使いのサービスとの相性にもよりますが、おすすめは勤怠管理と給与計算がセットになっているシステム、もしくは給与計算システムと連携できるシステムです。

おすすめの根拠は以下の3つです。
・給与計算をするには勤怠情報の集計が必要なので、システムが連携していると自動で給与計算ができるので担当者の負担を減らせるため
・必要最低限の機能だけで済むので、必要以上に高額になりにくい
・必要に感じた場合、後から給与計算システムと連携する選択肢を残せる

上記を満たすサービスの中で、特におすすめなのがマネーフォワードクラウド勤怠です。

マネーフォワード クラウド勤怠の素晴らしい点をいくつかあげると…

  • 同社の給与計算システムと連携できる
  • (必要に応じて)給与計算以外の労務関係のシステムとも連携ができるので、労務全般の負担を大きく減らせる(重要)
  • PC/スマホ/IC カードで打刻できる
  • あらゆる雇用形態に対応している
  • 不正打刻や過剰な残業などへのアラートが充実
  • 導入実績が豊富(詳細
  • 多機能な割に、料金が高額なわけではない。費用対効果がいい
  • 管理画面がわかりやすく、誰でも比較的操作しやすい

上記の中でも、連携できる労務関連のシステムが豊富な点が特に重要です。他の業務のシステムと連携ができれば、何度もデータを入力する必要がありませんし、自動で給与などを計算できます。担当者の方の雑務の負担をかなり減らせます。

いろんな会社のシステムを使っていた場合、業務ごとにいちいちシステムの操作を覚えなければいけないので、今働いている方もこれから入社する方も大変です。

同じ会社のシステムを使う場合も操作は覚えなければならないものの、似たような設計なので、他社のシステムを使うよりは慣れるのが比較的楽です。

マネーフォワード クラウド勤怠には、1ヶ月間の無料トライアルがあるので、お金の心配をせずにテスト運用ができます。無料で会員登録できるので、気になった方はぜひお試しください。

クラウド勤怠管理導入の5つの失敗例と対策

クラウド勤怠管理の導入失敗事例と、失敗しないための対策をご説明します。

機能が十分ではなかった|関係部署を巻き込んで事前に管理画面の確認を

導入してから必要な機能がついていないことに気づくと、もう一度システムを選んで導入し直さなければならないので面倒です。

できればシステムを契約する前の段階で各部署の関係者とミーティングをして管理画面を確認してもらうのがいいでしょう。1月くらいテスト運用してから導入を決めるともっと安全です。

特に雇用形態にまつわる機能の不足が起こりがちです。導入候補のサービスが自社の雇用形態に対応しているかどうか確認しましょう。

具体的な失敗例は例えば…

  • シフトの変更やスケジュールの調整がしにくい
  • 残業時間や休憩時間の自動計算機能がついておらず、担当者が逐一計算する必要がある
  • 日付を跨ぐ勤務時間の処理ができない
  • 変形労働時間制、裁量労働制のような残業制度に対応していない
  • アクセス権限が不十分であった
編集部
幸い1ヶ月~2ヶ月程度無料のサービスが多いので、テスト運用をしてから導入を決定されることを強くおすすめします。

外部のサービスと連携できない|連携方法を事前に質問しておきましょう

マイナーなサービスやクラウドに対応していないサービスを導入した際に、他のサービスと連携できずに困ることがあります。

現在または将来的に使う可能性があるサービスとの連携可否や、連携方法は事前に確認しておきたいところです。

特に、給与計算システムとの連携は必ず確認しましょう。給与計算をするためには勤怠情報を集計しなければならないので、システムの連携ができなければ給与計算をするために必要以上の雑務をすることになります。

雑務を減らすために、給与計算機能がついている勤怠管理システムを選ぶのもいいかもしれません。

データ移行がうまくいかない|既存のデータをどうやって移行するか質問しましょう

こちらもマイナーなシステムを導入すると度々起こる失敗です。

既に勤怠管理をしている場合は、これまでの勤怠の履歴が残っているかと思います。これまでの勤怠情報を新しいシステムに移行する方法を必ず確認しておきましょう。

データの移行ができないと、これまでのデータを統合できないだけでなく、将来的に別のシステムを導入する際も過去のデータを利用できません。

使いにくく、現場からの不満が|事前に管理画面の確認を

システムを導入したものの、現場に利用されなかったり、定着に手間取ったりすることがあります。特にパソコンの操作に慣れていない労働者が多い場合や、システムのデザインが古い場合に起こり得る失敗です。導入前に各部署の代表者とミーティングをして、複数候補の中から操作しやすそうなサービスを話し合って決めるといいかもしれません。

編集部

使いやすいサービスを見分けるコツは、サイトのデザインの綺麗さやわかりやすさを見ることです。

サイトがわかりやすいということは、いいデザイナーが在籍していたり、依頼していたりしており、デザインにお金をかけているかどうかがわかります

機能が良かったとしてもエンジニアしかおらずデザイナーがいないと、ユーザー視点での使いやすさがおろそかになりがちです。

最終的には管理画面を見たりテスト運用したりするのが確実ではありますが、サイトのデザインの良し悪しに注目して損はないでしょう。

オーバースペックすぎて割高感|使わない機能がなるべく含まれていないものを選ぶ

必要な機能がついていないのも困りますが、必要以上の機能や性能がついているシステムを選んでしまうと割高感があるのでおすすめしません。

費用が高額になりがちなのは次のようなケースです。

  • 自社向けにシステムを導入したりカスタマイズしたりするとき
  • 打刻のための機材が高額なとき
  • 初期費用が高額なとき

クラウド勤怠システムは、サーバーやソフトウェアを自社で所有するオンプレミス型のシステムよりも安く使えることが多いです。企業規模が比較的大きく、システムを自社の運用に合わせて調整する必要がある企業以外は、クライド型で必要最小限な機能を備えているサポートを選ぶと必要以上の出費を避けられます。

クラウド勤怠管理システムを選ぶ際に見るべきポイント5つ

クラウド勤怠管理システムのホームページを見ていると、良くも悪くもいろいろな情報が書いてあるので、結局何を比較すればいいのか一瞬わからなくなるかもしれません。

クラウド勤怠管理システムを選ぶ際は、以下の5つを比較しましょう。

  • 打刻方法
  • 機能
  • 勤怠管理以外の機能
  • 費用
  • セキュリティ

特に重要なポイントのみ補足します。

打刻方法

  • GPS・位置情報
  • 有給・残業の申請と承認
  • 打刻のための機器に導入費用がかかるか

今後想定している働き方によって打刻方法を選ぶと導入失敗のリスクを減らせます。

打刻の方法には、大まかに次の2つがあります。

  • 機器を使った方法(ICカードを使った方法)
  • パソコンから打刻する方法

リモートワークや外出がどの程度あるかによって、打刻方法を選びましょう。

リモート外出が発生する場合、打刻方法が①だけだと打刻ができないので導入失敗です。②の方法の場合、場所や時間を問わず打刻はできますが、①よりも不正な打刻がしやすいです。②を選ぶ場合は、不正打刻を防ぐ機能の有無を確認すると安心です(例:GPS機能)。

機能

  • 使いやすそうか?
  • サポート内容のカスタマイズ可否
  • アラート機能(何に対してアラートが来るか?)
  • あらゆる雇用形態に対応しているか
  • モバイル対応
  • サポート体制・サポート方法
  • エクスポート/インポート(データ移行の方法)

使いやすさはかなり重要

勤怠管理に限らず、システムを導入する際は現場が使いこなせないため定着が困難だった、という失敗がよくあります。

管理画面の確認やテスト運用をしてから導入を決めると安心です。

あらゆる雇用形態に対応しているか

アルバイトや派遣のように、正規雇用の社員以外の勤怠管理にも適しているか確認しましょう。

エクスポート/インポートの方法(データ移行の方法)

データをCSVファイルなどでダウンロードできるか確認しましょう。データの移行ができないと、これまでの勤怠情報新しいシステム上に残せません。解約するとデータが失われることもあるので、将来別のシステムを使うときも困ります。

費用

費用を比較する際は次の4点を比較することになります。

  • 無料期間
  • 初期費用
  • 月額
  • 追加費用

無料期間はほとんどのサービスについています。

初期費用や追加費用が発生するのは、打刻のための機器を導入する場合です。

月額で費用が発生するタイプのサービスが主流です。

勤怠管理以外の機能

  • 給与計算機能もしくは連携の有無
  • 給与明細を発行できるか
  • 他社サービスとの連携方法

勤怠管理に付随する業務もシステム上で管理できると便利です。外部システムとの連携方法や、連携できるサービスを確認しておきましょう。

セキュリティ

セキュリティについても確認しましょう。確認するといいのは以下の4点です。

  • データ保存方法
  • バックアップ
  • 暗号化方式
  • アクセス権限管理

【勤怠管理メイン+低価格】クラウド勤怠管理システム8社比較

勤怠管理に特化したシステムをご紹介します。多機能でない代わりに低コストで使える点がメリットです。

※各社ホームページの料金ページを確認し、料金を記入しています。料金ページ以外の場所に書かれている料金(例:営業資料)については記入できていない場合があるので、大変恐縮ですが、必ず見積もりをしてもらってから導入を決定していただけますと幸いです。

Relix勤怠

機能検温報告、日報、交通費申請、シフト管理、出勤簿、csv出力
打刻方法PC、スマホ
アラート無断欠勤、打刻忘れ
GPSあり
料金初期費用:0円

月額:

10アカウント3000円/月

30アカウント8500円/月

50アカウント13750円/月

無料期間登録月+翌月無料
連携可能サービス
導入実績
無駄を省いたわかりやすいUIが特徴。使いやすさを考えて設計されています。シフト管理機能が充実しているので、アルバイトが多い職場の方も安心して使えます。無料期間が最大2ヶ月と比較的長めなので、テスト運用にじっくり時間をかけられます。

KING OF TIME

機能残業時間管理、スケジュール・シフト管理、フレックス・変形労働制対応、管理権限機能、申請・承認機能、工数管理、交通費精算、休暇管理、インポート/エクスポート、勤怠状況確認、海外対応、テレワーク対応
打刻方法PC、スマホ、顔認証、指紋認証、ICカード
アラート残業時間、遅刻回数超過、打刻忘れ、欠勤
GPSあり
料金初期費用:0円

月額:1人300円

無料期間30日間
連携可能サービス給与ソフト複数と連携可、KING OF TIME人事労務

連携先詳細

導入実績導入企業数:44,000社

利用者数:2,650,000人

打刻方法や機能が豊富なシステムです。機能が豊富なのに料金は1人あたり月額300円とわかりやすく、かつ安価です。操作がわかりやすいうえに専門スタッフによるサポート体制があり、サポートが手厚い印象です。
システムの詳細な機能や情報が公式サイトにかなり詳しく載っており、サイトを見ていて疑問が残らない点にホスピタリティを感じます。

ハーモス勤怠

機能勤怠確認、申請・承認、CSV出力、勤怠レポート、休暇管理、テレワーク対応、不正打刻防止
打刻方法PC、スマホ、タブレット、ICカード、QRコード、Slack、LINE、LINE WORKS
アラート残業
GPSあり
料金初期費用:0円

従業員30名以下:無料(オプション機能は使えない)

従業員30名以上:1人あたり月額100円

無料期間1ヶ月
連携可能サービス同社の給与明細、年末調整、日報管理、採用管理、人材活用、経費精算システムと連携
導入実績導入事例詳細
同社のシステムは人材業界大手ビズリーチのノウハウをもとにリリースされており、人材のデータや業務が滑らかにつながる仕組みを目指して作られています。同社の人事労務関連のシステム多数と連携ができるので、データの活用や雑務の削減を期待できます。
特に目を引くのは価格の安さです。1人あたり月額100円で使えるのでランニングコストを安く抑えられます。

Kincone

機能労働条件設定、休暇タイプ設定、CSV出力、交通費精算、英語表記あり、承認フロー条件分岐可能
打刻方法PC、スマホ、ICカード、チャットツール
アラート打刻忘れ、残業時間超過、承認待ち
GPSあり
料金月額1人200円
無料期間最大2ヶ月
連携可能サービスサイボウズ社のkintone、コラボスタイル社のコラボフローと連携
導入実績
月額200円と比較的安価で利用できるシステムです。チャットツールから打刻ができるので、在宅勤務や外出をしていても簡単に打刻ができます。公式サイトに掲載されている利用者の声には、交通費精算が楽になったとのコメントが多かったです。割安で勤怠管理を効率化できる点が魅力です。l

タッチオンタイム

機能勤怠集計、残業集計、勤務状況確認、スケジュール・シフト管理、休暇管理、申請承認、働き方改革対応
打刻方法PC、スマホ、タイムレコーダー、指静脈認証
アラート労働時間
GPSあり
料金初期費用:0円

月額1人300円

打刻機器を導入する場合は追加費用発生

無料期間30日間
連携可能サービス給与計算、人事労務関連システムと連携(詳細
導入実績44000社以上、ID数265万以上
10年以上サービスを提供してきた歴史が長いシステムです。導入企業数44000社以上と安心の実績。勤怠管理に必要な機能は一通り揃っており、機器を使った打刻もできます。公式サイトにお役立ち資料が複数用意されており、初めて勤怠管理システムを導入する際に活用できます。飲食店、製造業、小売業、介護業向けのシステムもあるので、これらの業界にお勤めの方は要チェックです。

AKASHI

機能テレワーク機能、36協定設定、労働時間適正把握義務、シフト管理、年休管理簿、シフト管理、工数管理、申請・承認、労働条件設定、データ出力・保持
打刻方法パソコン、iPad、スマートフォン、FeliCaカード、ネットワーク対応ICカードリーダー
アラート打刻忘れ、残業時間超過、承認まち
GPSあり
料金初期費用:0円

月額:1人200円

無料期間30日間
連携可能サービス人事労務ソフト、給与計算ソフトと連携あり
導入実績導入事例詳細
sonyの勤怠管理システムです。基本的な機能が備わっており、月額1人200円で使える割安感です。
テレワーク機能や36協定設定、労働条件の設定のように、個別の事情に対応するための機能もついています。
サービス改善に継続的に取り組んでおり、直近ではslackと連携してslackからの連携ができるようになりました。サービス改善に積極的な企業のサービスはユーザーの声を反映して必要だと思っていた機能を実装してくれることがあるので、今後のサービスの質向上が期待できます。

TimeBiz

機能予定表、伝言、メール、掲示板、todo、設備予約、キャビネット、連絡先、申請・承認、回覧板、報告書、メッセージ、来訪者管理、備品管理、顧客管理、タスク管理、アンケート
打刻方法PC・スマホ打刻、GPS打刻、テレワーク打刻、ICカード打刻、日またぎの打刻対応
アラート働き方改革関連法改正、36協定対応、時間外労働時間超過・有給休暇未取得、その他独自の設定可能
GPSあり
料金200名まで月額14,300円
無料期間60日間
連携可能サービス
導入実績
勤怠管理のための基本的な機能に加えて、todoやメール、掲示板や連絡先のようなチャットツールのような機能がついています。勤怠情報を記録することに加えて、業務上のコミュニケーションを円滑にすることを目的とした機能が多数実装されています。月額は200名まで14,300円となっており、従業員数が100人に近い企業であれば、割安感があります。

アテンリー

機能勤怠管理、有給計算、交通費精算、シフト管理、グループ管理、社内文書管理、データ出力、申請・承認、2段階認証
打刻方法PC、スマホ、ICカード、顔認証
アラート残業
GPS
料金初期費用:無料

月額(ベーシックプランの場合)

1~20名 ¥2,500/月
21~50名 ¥5,000/月
51~100名 ¥10,000/月
101~150名 ¥15,000/月
151~200名 ¥20,000/月
201~250名 ¥25,000/月
251~300名 ¥30,000/月

無料期間30日
連携可能サービス人材管理システム、給与計算システムと連携
導入実績導入実績詳細
オーソドックスな機能が備わっています。利用者の人数に応じて料金が分けられており、利用者が多いほど割安になります。

【勤怠管理+関連業務連携多い】クラウド勤怠管理システム8社比較

勤怠管理に加え、給与計算のような関連業務に対応、または連携可能なシステムをご紹介します。給与計算をする際は、勤怠を集計したデータをもとに計算するので、勤怠管理システムを選ぶ際は給与計算と連携しているものを選んだ方が無駄な雑務を省けます。

編集部
上記の理由から、当サイトでは基本的に他の業務と連携できるシステムを選ぶのがおすすめです。

マネーフォワードクラウド

機能勤怠管理、承認・申請、異動履歴管理、各種就業形態対応、インポート・エクスポート、シフト管理、権限設定
打刻方法PC、スマホ、ICカード
アラート不正な打刻・打刻漏れ、許可されていない打刻、無効な勤務パターン
GPSあり
料金スモールビジネス

月額プラン3,980円/月

ビジネス

月額プラン5,980円/月

無料期間1ヶ月
連携可能サービス連携可能な自社サービス多数

会計、確定申告、請求書、債務支払、経費、インボイス制度、連結会計、人事管理、給与、年末調整、社会保険、マイナンバー 他

導入実績導入事例詳細
連携できるサービスが多く、バックオフィスを効率化しやすいことから当サイトで特におすすめのシステムです。
いろんな機能がついているシステムではなく、連携できるシステムが多いシステムの方が、バックオフィスをコスパ良く効率化できます。必要なシステムとだけ連携をすればいいので、使わない機能に対して月額を払い続ける心配がないからです。
導入が豊富で、実際に使った人の感想を見てから導入するかどうか判断できます(導入事例
他のサービスどのように連携をして業務を効率化したのかが書かれているので、これからシステムを導入する方には参考にしやすいかもしれません。

freee勤怠管理Plus

機能休暇管理、各種勤務形態に対応、申請・承認、権限管理、インポート/エクスポート、働き方改革対応、シフト管理、英語対応
打刻方法PC、スマホ、ICカード、指紋・静脈認証
アラート打刻忘れ、未申請残業、アラート(カスタマイズ)、休暇失効、エラー勤務、締め処理、年5日有休取得義務
GPSあり
料金お問合せにて
無料期間30日間
連携可能サービスfreee人事労務、freeeプロジェクト管理

他関連サービス多数

導入実績導入事例詳細
UIがわかりやすいサービスです。導入サポートやサポートデスクがあり、安心して導入できます。余談ですが、筆者は同社の確定申告用のサービスを使ったことがあります。クレジットカードを読み込んで自動で仕分けをしてくれたのち、○×を選ぶだけで確定申告が1日で終わりました。確定申告を外注すると7万円程度かかるので、1日で自力で確定申告できたのはコスパがいいなと思いました。別のサービスの話で大変恐縮ではありますが、UI/UXの設計が素晴らしいのでご紹介させていただきました。

スマレジ・タイムカード

機能シフト作成、給与計算、税率の法改正対応、休暇管理、年末調整、CSVダウンロード
打刻方法PC、スマホ、タブレット
アラート残業時間、遅刻
GPSあり
料金プレミアムプランの場合

月額1人242円(10名まで)

11名以降は385円

無料期間60日間
連携可能サービスマネーフォワード クラウド給与、freee人事労務、弥生給与
導入実績登録店舗数128000以上

導入事例詳細

登録店舗数128000以上と実績のあるシステムです。
ポイントは、勤怠管理だけではなくて給与計算、労務作業、年末調整にも対応できる点です。メインビジュアルに「ワンオペ労務・総務のミカタ!」と書いてあることからも、勤怠管理を含むバックオフィスの負担を減らすためにサービスを構築している様子が伺えます。支店が複数あっても使いやすいと評判です。

ジョブカン勤怠管理

機能出勤管理、シフト管理、休暇申請、工数管理、勤怠情報自動集計、
打刻方法PC、スマホ、タブレット、ICカード、指静脈認証、PitTouch Pro、顔認証
アラート超過労働
GPSあり
料金利用機能1つ:1人200円/月

利用機能2つ:1人300円/月

利用機能3つ:1人400円/月

利用機能4つ:1人500円/月

無料期間30日間無料
連携可能サービス経費精算、採用管理、労務HR、請求書、会計管理、ワークフロー関連の外部サービス多数
導入実績シリーズ累計導入実績15万社以上
シリーズ累計導入実績15万社以上の、多くのユーザーに利用されているサービスです。同社は勤怠管理の関連業務に対応するシステムを多数リリースしており、必要に応じて勤怠管理システムと連携できます。勤怠管理をはじめとした業務の効率化を目指すのであればおすすめのサービスです。利用する機能の数に応じて月額が設定されています。自社に必要な機能だけを選んで契約できるので、無駄な出費をせずに済みます。

リシテア

機能勤怠実績登録、36協定設定、客観記録、テレワーク機能、申請・承認、工数管理、外国語対応
打刻方法PC、スマホ、ICカード
アラートあり
GPSあり
料金月額1人350円
無料期間無料デモンストレーション
連携可能サービス同社の人事管理、人材管理、給与管理システムあり
導入実績累計導入社数1490社

導入事例詳細

25年以上サービスを提供している老舗で、特に大企業向けのシステムに力を入れています。クラウド勤怠管理以外にも、同社のサービスである人事管理、給与管理、人材戦略、従業員エンゲージメント、汎用ワークフロー、HRダッシュボード、コウスウカンリ、就業管理と連携ができます。勤怠管理以外にも効率化したい業務がある企業様におすすめです。

MINAGINE勤怠管理システム

機能出勤表、残業申請、有給申請、PCログ取得、経費精算、web給与明細
打刻方法PC、スマホ、タブレット、ICカード
アラート有給取得、36協定、残業
GPSあり
料金初期費用:10万円

月額:9800円

無料期間
連携可能サービス同社の給与計算、労務アウトソーシング、人事評価サービス
導入実績導入事例詳細
労務問題へのサポートに30年以上携わってきた企業による勤怠管理システムです。法令改正やコンプライアンス、複雑な就業制度への対応を強みにしています。IPOへの準備や、労基への対応を万全にしたい方におすすめです。

Jinjer勤怠

機能自動集計、申請承認、シフト管理、有休管理、予実管理、英語対応
打刻方法PC、スマホ、タブレット、ICカード
アラート残業、有休消化
GPSあり
料金月額1人300円
無料期間14 日間
連携可能サービス同社のサービスと連携可

人事労務、給与、経費精算、請求書、電子契約関連のサービスを展開

導入実績導入事例詳細
同社のサービスを使うと、勤怠管理、経費精算、給与計算、雇用契約、人事管理の情報を1つに集約できます。もちろん勤怠管理だけを使うこともできます。バックオフィス業務を楽にすることを主眼にシステムを構築しており、当サイトでのおすすめ度が高いサービスです。

キンノスケ

機能申請・承認、統計・グラフ分析、勤務時間自動集計、シフトスケジュール管理、工数管理、休暇管理、英語対応
打刻方法PC、スマホ、タブレット、ICカード、指紋認証、暗証番号
アラート打刻忘れ、残業
GPSあり
料金初期費用:20万円〜

月額1人350円

無料期間
連携可能サービス給与ソフト

API連携・SSOあり

導入実績導入事例詳細
初期費用がかかるものの、自社のニーズに応じて機能をカスタムできます。この記事で紹介した他のサービスを使っても必要な機能を賄えない場合、「こんなことはできないか?」と相談してみるといいかもしれません。

【業界特化】クラウド勤怠管理システム4社比較

業界特化の勤怠管理システムをご紹介します。業界の事情に特化したサービスと連携できることが多いので、連携先に使いそうなサービスがある場合や、業界に寄せた機能を使いたい場合は業界特化の勤怠管理を選ぶといいかもしれません。

ただ、業界特化のシステムの場合費用が多少割高だったり、大手の勤怠管理システムと比較すると操作性が良くなかったりします。業界特化のシステムにしかない機能をどうしても使いたいわけでなければ、大手の勤怠管理システムと比較をしてからどちらを採用するか決めるとよさそうです。

ガルフCSM

機能店舗系:売上管理、経費管理、従業員管理

経営管理系:予算計画管理、業績管理、自動仕分け管理

商品系:商品・在庫管理、受発注管理、商品・メニュー・レシピ管理

本部系:アラート、業務指示連絡、マスタ管理、認証・ログ管理

打刻方法顔認証 · 検温付AI顔認証 · 静脈認証 · 指紋認証 · ICカード認証 · パスワード認証
アラート労基法違反予防、長時間残業、保険加入
GPS
料金お問い合わせにて
無料期間
連携可能サービスPOS・券売機、人事給与システム、会計システムと連携可能
導入実績300社

30000店舗

勤怠管理だけではなく、店舗管理に必要な機能が幅広く備わっています。店舗向けの機能としては、勤怠管理、売上・経費管理のような機能があります。本部向けには、アラートやマスタ管理、認証のような機能があります。複数の店舗を管理する必要がある場合は導入を検討されるといいかもしれません。

かえる勤怠管理 医療

機能休暇管理、管理者権限、残業管理、医療向けシフト、集計・給与連携、勤怠申請、勤怠締め、お弁当発注
打刻方法タブレット、スマホ、FAXFAX、ICカード
アラート残業
GPSあり
料金初期費用:0円

月額:5000円/1拠点

無料期間30日間
連携可能サービス給与ソフトと連携可
導入実績
医療以外にも、介護、ビル管理、派遣、飲食、アミューズメントに特化したサービスを展開。初期費用がかからず、1拠点月額5000円で使えます。1拠点に20名程度いれば割安感が出てきます。勤務地の就業規則に応じて労働条件を自由に設定できます。

カイポケ(マネーフォワード)

機能シフト作成、カスタム自動集計、会計・給与・勤怠をまとめて管理、シフト割当忘れ防止、給与明細出力
打刻方法PC、スマホ、
アラートあり
GPSあり
料金初期費用:0円

月額1000円〜25000円以上(事業所の種類によって月額変動)

無料期間最大36ヶ月
連携可能サービス給与計算と連携可
導入実績導入事例詳細
マネーフォワードクラウド勤怠と連携しています。カイポケ会員の方であれば一定期間無料で利用できるので、介護業界にお勤めの方は検討されてもいいかもしれません。
勤怠管理システム自体は外部のサービスを使っているものの、訪問介護や通所介護をサポートするためのサービスが豊富です。例えば、ケア記録をタブレットでできるようになるので、何度も同じ情報を書き写す必要がなくなります。

Fooding Journal

機能勤務状況確認、給与データ出力、打刻データ出力、遅刻・早退・欠勤一覧、申請・承認、シフト管理
打刻方法パソコン・タブレット・スマホ・生体認証・ICカード・GPS打刻
アラート法定勤務アラート
GPSあり
料金お問い合わせにて
無料期間
連携可能サービス販売管理、原価管理、損益管理機能あり
導入実績導入事例詳細
多店舗展開する飲食店向けのシステムです。勤怠管理に加えて、販売管理、原価管理、損益管理ができます。シフト管理やレシピ管理のように、飲食店に必要な機能が豊富に備わっています。

クラウド勤怠管理システム+人事労務外注可能な3社比較

勤怠管理システムを導入しつつ、労務人材を外注する際の選択肢をご紹介します。人手が必要な業務をアウトソースできるので、人材不足を解消できます。反面、外注先の人手を使うことになるので、システムだけを導入するよりも費用が高額になります。労務人材が不足していて、人材の採用を考えている企業におすすめです。

【厳選】社会保険労務士相談ドットコム

人事労務の外注先を13社ご紹介します。 数が多いので、以下の手順で外注先候補を絞り込んでいただくとスムーズかと思います。…

Remoba労務

サポート内容

人事労務
入社手続き
入社前の案内・情報収集
退職手続き
人事マスタの管理・変更
社会保険事務の社労士とのやり取り
回収連絡など
給与計算
月次給与計算
賞与計算
明細の発行・配布
年末調整の補助
住民税額の管理
勤怠管理
勤怠データの集計
勤怠申請のリマインド
有給休暇のリマインド
残業アラート
パワハラ外部窓口
社員向けストレスチェック
健康診断の案内
各種労務システム導入
連携
人事労務freee
SmartHR
MoneyForward給与、マイナンバー、勤怠
KING OF TIME
スマレジ
AKASHI
ジョブカン
HR Brain
編集部
当記事でご紹介した勤怠管理システムと連携しつつ労務人材を外注できます。

費用

月間プラン年間プランカスタムプラン
20万円/1月18万円/1月要問い合わせ

より専門性が高い業務を依頼したい方向け

特徴

  • クラウドサービスを導入する段階からサポートを受けられる
  • オンラインワーカーがクラウドサービスを活用しルーチン業務を代行
  • 各種クラウドサービスやsaasの導入・連携に詳しい
  • 各種チャットツールで担当者とコミュニケーションを取りながら業務を進められる
  • 社労士と連携あり

freee人事労務アウトソース

サポート内容

  • 勤怠管理
  • 給与計算
  • 入社・退社手続き
  • 年末調整
  • 社会保険手続き
  • マイナンバー管理
  • 業務改善の提案・相談や運用支援

費用

お問い合わせにて

特徴

  • 独自の管理画面で作業の進捗を確認できる。情報を蓄積できる
  • 内製と外注の切り分け・変更がしやすい
  • 従業員対応を任せられる

給与PRO

サポート内容

  • 給与計算
  • 賞与計算
  • 年末調整
  • マイナンバー収集・管理
  • 勤怠管理
  • 給与明細web化

費用

給与計算をアウトソーシングした際の費用は次のとおりです。委託する業務ごとに料金表があるので、他の業務も依頼する場合は公式サイトの料金表をご確認ください。

初期費用
初期設定費用:5万円

社員情報登録:300円/人

経過月データ登録:200円/人・月

従業員数基本料金月額(1人あたり)
1〜5名1万円600円
6〜10名1万円550円
11〜20名1万円500円
21〜30名1万円450円
31〜40名1万円400円
41〜50名1万円380円
51〜名要相談

特徴

  • 業務ごとに料金表が作り込まれており、何をどのくらい依頼するといくらかかるのかわかりやすい
  • 給与計算以外にも、バックオフィス全体を依頼できる
  • 社労士と連携あり

クラウド勤怠管理システムの料金相場

クラウド勤怠管理システムの料金相場をご紹介します。

無料期間は1~2ヶ月

この記事を書く際に比較したサービスのうち、だいたい8割くらいに無料トライアルがついていました。昔からやっているサービスや初期費用が高額なサービスには無料トライアルがついてない印象があります。

初期費用の相場は無料~10万円

初期費用は無料が主流です。勤怠管理を含む労務全般に対応しているようなサービスの場合に初期費用が発生します。初期費用がかかる根拠としては、企業のニーズに応じて機能をカスタムするため、というものが多かったです。
とはいえ初期費用がかからないサービスも機能が充実していることが多いので、明確な目的がない限りは初期費用がかからない勤怠管理システムを選ぶと良さそうです。

月額の相場は1人あたり100円~400円

勤怠管理システムを使用する人1人あたり100円~400円の従量課金型のサービスが主流です。月額100円のサービスは機能が最低限な印象があります。月額300円以上のサービスはサイトの情報量や機能が充実している印象があります。

追加費用(打刻機器) の相場3万円~10万円

打刻機器を導入する場合は追加費用が発生することが多いです。パソコンやスマホを使って打刻をする場合は追加費用がかかりません。
ICカードを使って打刻する場合は3万円程度かかります。顔認証や指紋認証のような、よりなりすましが難しい打刻方法を採用する場合は、高い場合で10万円くらいかかります。
認証システムを設置する事業所の数が多い場合は、設置する機器の数だけさらに費用がかかります。

クラウドで勤怠管理をするメリット

勤怠管理システムを導入する際に、クラウド型のシステムを導入するメリットをご説明します。便利な機能を低価格で使えるので、高度なカスタマイズが必要でない限り基本的にはクラウド型を選ぶのが無難です。

時間・場所を問わず勤怠管理ができる

インターネットに接続できるパソコンやスマホがあれば、従業員は、どこでも勤怠情報を入力できます。外出や在宅勤務をする場合も問題なく勤怠情報を入力できますし、管理者はいつでも勤怠情報を確認できます。

入力ミスが減る

自動計算機能やエラーチェック機能が備わっているため、人為的ミスを防止できます。

勤怠情報をリアルタイムで確認できる

クラウド勤怠管理システムはリアルタイムで情報を更新します。これにより、管理者はすぐに欠勤や遅刻、早退の状況を把握できます。

比較的低コストである

クラウドベースのシステムは、オンプレミスのシステムに比べて初期投資やメンテナンスコストが低く抑えられます。また、システムをアップグレードする際も、自動でアップデートがされるので便利です。追加のハードウェアやソフトウェアは不要です。

計算を自動化できるので業務負担が減る

クラウド勤怠管理システムは、煩雑な手続きや計算を自動化できます。これにより、管理者は労働時間や休暇などの管理にかかる手間を大幅に削減し、業務効率を向上させられます。

法令改正に自動で対応

勤怠に関する法律が改正された場合、クラウドシステムを使っていれば改正を踏まえた内容に自動でアップグレードされます。

勤怠管理方法を選ぶ際のクラウド以外の選択肢

勤怠管理をするための選択肢として、クラウド以外には以下のような方法があります。

低コストであるためクラウド型がおすすめではありますが、カスタマイズが必要な場合は以下のタイプも検討するといいかもしれません。

オンプレミス型

オンプレミス型は、自社内にサーバーを構築して、勤怠管理システムを運用する方法です。この方法では、自社で全てのシステムを管理できるため、セキュリティ性やカスタマイズ性が高い利点があります。しかし、初期投資やメンテナンス費用がかかるため、コスト面でのデメリットがあります。

ハイブリッド型

ハイブリッド型は、クラウド型とオンプレミス型を組み合わせた方法です。例えば、勤怠管理システムの一部をクラウド上に置き、一部は自社内で運用するというように、両者の利点を生かしたシステムを構築することができます。ただし、システムの複雑さが増すため、管理コストが高くなる可能性があります。

勤怠管理+αの労務をまるごと外注する

勤怠管理のシステムを導入しつつ、勤怠管理や給与計算のような労務を丸ごと外注する方法です。人手が必要な業務を外注するためシステムを導入するよりもコストがかかりますが、労務の負担を減らせます。

労務を外注する場合は業務量によりますが、1月あたり10万円~30万円程度かかります。労務に対応する人手が不足していて、人材採用を検討している段階の企業であれば、コスト削減や人材不足の解消につながるかもしれません。

人事労務の外注先の選び方については、以下の記事で詳しくご説明しています。

【厳選】社会保険労務士相談ドットコム

人事労務の外注先を13社ご紹介します。 数が多いので、以下の手順で外注先候補を絞り込んでいただくとスムーズかと思います。…

まとめ

勤怠管理システムを選ぶ際のポイントをまとめると…

  • 機能が充実しており、かつ割高感がないサービスを選ぶ(月額1人300円程度が目安)
  • 給与計算のような関連業務と連携できるサービスを選ぶと雑務の負担を減らせる
  • サイトのデザインの見やすさとシステムのデザインの見やすさはある程度関係がある
  • 無料期間を使ってテスト運用する
  • 契約前〜無料トライアル中にできれば各部署の担当者とミーティングをし、必要な機能や管理画面の使いやすさについて話し合うのが無難
  • 連携できるシステムが多い、管理画面がわかりやすい、機能が充実している、という理由からマネーフォワードクラウドがおすすめ
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