人事労務の外注先を13社ご紹介します。
数が多いので、以下の手順で外注先候補を絞り込んでいただくとスムーズかと思います。
- 依頼したい業務の種類を決める(詳細:人事・労務管理の外注(アウトソーシング)先13社比較)
- ルーチン業務を任せたいのか(勤怠管理・給与計算とこれらに付随する業務)
- ルーチン業務+αを任せたいのか
- コンサルが必要なのか
- 気になるサービスをいくつかピックアップする
- 資料をダウンロードして詳細を確認する
- 必要に応じて外注先の担当者とミーティングをする
- (あれば)管理画面を確認し、サポートの範囲や操作性のわかりやすさを確かめる
- 外注先を決める
人事労務を外注するとなると、外注費用は安くても20万円程度かかります。この記事では、外注先選びで失敗しないために契約前に確認したいポイントを詳しくご紹介します。
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人事・労務管理の外注(アウトソーシング)先13社比較
この記事では人事・労務管理の外注先を以下のように分類しています。社内のニーズに近いグループに目を通していただければ幸いです。
- ルーチン業務代理系|勤怠管理や給与計算のようなルーチン業務に特化
- カスタマイズ系|自社のニーズに合わせて外注する業務を調整できる
- コンサル系|人事戦略に近い業務をサポートしている
※各社ホームページの料金ページを確認し、料金を記入しています。料金ページ以外の場所に書かれている料金(例:営業資料)については記入できていない場合があるので、大変恐縮ですが、必ず見積もりをしてもらってから導入を決定していただけますと幸いです。
ルーチン業務代理系|勤怠管理や給与計算のようなルーチン業務に特化
社会保険労務士法人TSC|給与計算・労働保険・社会保険などを1年間無料で外注できる
社労士事務所にルーチン業務を依頼するメリットは、次の3つです。
- 法令違反や従業員とのトラブルが起きにくい職場を作れる(社労士は人事労務の専門知識を持っているため)
- 労働保険・社会保険の手続きも任せられる(社労士の独占業務は社労士しか対応できない)
- バックオフィス業務の専門知識があるので安心感がある(難易度の高い資格を持った人がキチンと対応してくれる)
社会保険労務士法人TSC(CACグループ)は1965年創業で55000件以上の顧客契約数があります。
さらに今なら、以下の業務を1年無料で依頼できます。
【1年間無料サポート対象業務】
- 顧問契約
- 労務相談
- 勤怠管理システム
- 給与計算事務
- 労働保険事務
- 社会保険事務
- 助成金アドバイス
- WEB明細システム
トライアル期間の長さについては、1ヶ月が普通で、長くても3ヶ月程度です。
TSCはトライアル期間がダントツで長く、手続きを外注したときの感触をじっくりと確かめられます。
なぜ1年間も無料で外注できるのでしょうか?
詳細が気になった方は、以下をご確認ください。
Remoba労務|クラウドベースの労務管理ツールを活用した柔軟な人事労務サポート
サポート内容
人事労務 |
入社手続き 入社前の案内・情報収集 退職手続き 人事マスタの管理・変更 社会保険事務の社労士とのやり取り 回収連絡など |
給与計算 |
月次給与計算 賞与計算 明細の発行・配布 年末調整の補助 住民税額の管理 |
勤怠管理 |
勤怠データの集計 勤怠申請のリマインド 有給休暇のリマインド 残業アラート パワハラ外部窓口 社員向けストレスチェック 健康診断の案内 各種労務システム導入 |
費用
月間プラン | 年間プラン | カスタムプラン |
20万円/1月 | 18万円/1月 | 要問い合わせ より専門性が高い業務を依頼したい方向け |
特徴
- オンラインワーカーがクラウドサービスを活用しルーチン業務を代行
- 各種クラウドサービスやsaasの導入・連携に詳しい
- 各種チャットツールで担当者とコミュニケーションを取りながら業務を進められる
- 社労士と連携あり
フジ子さん|最低月額が安い(5.17万円)+無料トライアルがあり、はじめやすい
サポート内容
- 給料計算
- 求人広告の出稿と管理
- 面接スケジュール調整
- 入社、退職の手続き
- 勤怠管理
費用
トライアル | PLAN20 | PLAN30 | PLAN50 | |
契約期間 | 1週間 | 1ヶ月(自動更新) | ||
アシスタント実働時間 | 2時間 | 20時間/月 | 30時間/月 | 50時間/月 |
月額 | 無料 | 税込5.17万円 | 税込7.59万円 | 税込10.89万円 |
特徴
- 最安のプランが月額税込5.17万円と安めに設定されており、企業規模を問わずはじめやすい。
- アシスタント実働時間で料金体系がわけられている
- 業務量に応じて月額を調整できる
- 時給換算すると時給2000円前後のコスト感
- 人事労務以外にも、経理・秘書・総務・webサイト運用を依頼できる
freee人事労務アウトソース|人気のクラウド会計ソフトと連携し、給与計算や社会保険手続きを一元化
サポート内容
- 勤怠管理
- 給与計算
- 入社・退社手続き
- 年末調整
- 社会保険手続き
- マイナンバー管理
- 業務改善の提案・相談や運用支援
費用
お問い合わせにて
特徴
- 独自の管理画面で作業の進捗を確認できる。情報を蓄積できる
- 内製と外注の切り分け・変更がしやすい
- 従業員対応を任せられる
給与PRO|給与計算に特化したサービスで、煩雑な給与計算や社会保険手続きを効率化
サポート内容
- 給与計算
- 賞与計算
- 年末調整
- マイナンバー収集・管理
- 勤怠管理
- 給与明細web化
費用
給与計算をアウトソーシングした際の費用は次のとおりです。委託する業務ごとに料金表があるので、他の業務も依頼する場合は公式サイトの料金表をご確認ください。
初期費用 |
初期設定費用:5万円 社員情報登録:300円/人 経過月データ登録:200円/人・月 |
従業員数 | 基本料金 | 月額(1人あたり) |
1〜5名 | 1万円 | 600円 |
6〜10名 | 1万円 | 550円 |
11〜20名 | 1万円 | 500円 |
21〜30名 | 1万円 | 450円 |
31〜40名 | 1万円 | 400円 |
41〜50名 | 1万円 | 380円 |
51〜名 | 要相談 |
特徴
- 業務ごとに料金表が作り込まれており、何をどのくらい依頼するといくらかかるのかわかりやすい
- 給与計算以外にも、バックオフィス全体を依頼できる
- 社労士と連携あり
カスタマイズ系|自社のニーズに合わせて外注する業務を調整できる
エムザス|労務管理や人事評価、労働時間分析など、中小企業向けの幅広い人事労務サービスを提供
サポート内容
- 給与計算・賞与計算
- 社会保険手続き
- 住民税
- 年末調整
- DXサポート
- 勤怠管理
- 雇用管理
- マイナンバー収集管理
- 社内申請書内容確認
- 休業・退職者との直接窓口
費用
お問い合わせにて
特徴
- サイボウズ株式会社のSIパートナー。システム開発に詳しくDXサポートが得意
- IT活用でミスの出ないサービスを提供
- 社労士が在籍している
NOC|労務管理や社会保険手続きをはじめ、人事制度設計や教育研修も提供する包括的なサービス
サポート内容
- パート・アルバイトの入社・退社管理
- 派遣管理
- 勤怠管理
- 給与計算
- 社保業務
- 募集・採用
費用
お問い合わせにて
特徴
- 労務サポートに加え、人事寄りのサービスを提供している
- アルバイトやパート、派遣の管理に力を入れている非正規社員を多く活用している企業向け
- コンサルティング支援により円滑な運用をサポート
MINAGINE|勤怠管理や給与計算をはじめ、人事評価や労働時間分析も行えるオールインワンサービス
サポート内容
- 勤怠管理
- 給与計算
- 顧問サービス
- 保険手続き
- 人事評価
費用
勤怠管理システム |
初期設定料:10万円 月額:9,800円 |
給与計算 |
初期費用:月額3ヶ月分 月額:3万円(30名以下の場合) |
人事評価 |
100万円~ |
特徴
- 人事評価制度や顧問サービスなどがあり、人事戦略に近いサポートも提供している
- 勤怠管理の不正打刻・改ざん防止ができる仕様
- 業務効率化と法令遵守に関連するサポートを提供。成長中の企業にピッタリ
LEGGENDA|中小企業向けに、人事労務管理やコンプライアンス対策をサポートするシンプルなサービス
サポート内容
- 人事管理
- 就業管理
- 申請管理
- 給与管理
- マイナンバー管理
- 年末調整
- 社会保険・労働保険
費用
お問い合わせにて
特徴
- 戦略人事のコンサルに強み
- 20年以上のコンサルティング・アウトソーシング実績
- 大手金融業レベルの万全のセキュリティ
- クラウド人事管理システムを導入し、人事情報を一元管理
Canon|ITソリューションを活用し、大企業向けの人事労務業務を効率化・最適化するサービス
サポート内容
- 入退社手続
- 社員情報登録更新
- 組織図、役職等メンテナンス
- 昇給・昇格手続き
- 給与計算
- 明細書発行
- 勤怠管理
- 賞与計算
- 有給休暇管理
- 退職金計算
- 雇用契約更新
- 年末調整
- 住民税更新
- サポートセンター ほか
費用
お問い合わせにて
特徴
- 人的課題・テクノロジー課題・グローバル課題を解決するためのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を提供
- PDCAを回してブラックボックス化している業務プロセスを明確化・最適化
- 労務を幅広くサポート+社外人事部として主体的に課題解決を図る
コンサル系|人事戦略に近い業務をサポートしている
トライアンフ|人事労務のルーチン業務から人材開発まで、企業規模や業種に応じたカスタマイズが可能
サポート内容
- 勤怠管理
- 書類回収
- 賞与計算
- 年末調整
- 明細配布
- 採用支援
- エグゼクティブコーチ
- 給与計算業務プロセス改善
- 給与計算代行
- 組織コンサルティング
- 採用担当者向け研修
- 人事制度設計
費用
お問い合わせにて
特徴
- 基本的な労務をサポートしつつも人事戦略や組織改善コンサルを幅広く提供
- 1998年設立後3000社以上の対応実績
- 人事採用のお悩み別にサービスを提案
PASONA|大手総合人材サービス企業が提供する、大企業向けの包括的な人事労務アウトソーシングサービス
サポート内容
- 給与計算業務
- 振込データ作成
- 年末調整
- マイナンバー管理
- 住民税改定
- 社会保険連携
- 通勤交通費
- 勤怠管理 異動・赴任関連
- 出向契約管理
- 退職金支給管理
- 出張精算・各種支払業務
- 福利厚生管理
- 健康診断管理
- 従業員対応
費用
お問い合わせにて
特徴
- アウトソーシングにより、給与計算業務を2割程度、労務管理業務を5~8割程度削減
- 現在の依頼先への不満をもつ企業から相談されることが多い
- ヒアリングにより業務調査をし、新たな業務体制を策定。運営開始後も継続的に業務プロセスを改善
パーソル テンプスタッフ|人材派遣をはじめ、大企業向けに幅広い人事・労務管理サービスを提供する総合人材サービス
サポート内容
- 業務改革(生産性向上、コスト適正化、プロセス改革、RPA導入など)
- 採用支援(採用計画・募集企画・選考管理など)
- 労務管理・安全衛生(健康診断・ストレスチェック・産業医面談など)
- 教育研修(研修運営・通信教育受講管理・評価集計・研修講師の派遣など)
- 給与・福利厚生(入退社手続き・給与計算・年末調整・勤怠管理など)
- 社会保険(新規適用手続き・給与申請・労災手続き・得喪手続きなど)
費用
お問い合わせにて
特徴
- 人材業界大手企業によるサービス。さまざまな業務分野で豊富な実績
- 業務調査・設計、継続的な業務改善の品質向上に取り組む
- 依頼先企業への常駐とリモート対応をハイブリッドで活用
- しっかりとしたコンプライアンス
人事・労務管理関連で外注(アウトソーシング)できる業務
人事労務関連で外注できる業務をご説明します。
システムが対応する業務のみで十分な場合は、外注ではなく勤怠管理システムを導入したい方が安上がりです。システムが対応する業務以外に対応したい場合は外注、もしくは社内の人材が対応するのが妥当です。外注する場合、人の手が必要な業務なので、システムで完結できるサービスよりも費用相場が高くなります。
システムが対応する業務
- 給与計算
- 勤怠管理
- 従業員情報管理
- 社会保険手続きの一部(申請書類の作成など)
- 人事評価システムの運用
- 採用管理(応募者情報のデータベース管理など)
人が対応する業務
- 明細発行・配布
- 従業員へのアナウンス・催促
- 書類回収
- 採用面接
- 社員教育・研修
- 社員のメンタルケア
- 労働問題の対応(労働紛争やセクシャルハラスメント対策など)
- 社内制度の企画・立案
社労士が対応する業務
以下の業務は、社労士の独占業務です。
- 社会保険・労働保険の手続き
- 帳簿書類の作成
- 助成金申請
- 就業規則作成・修正
社労士には独占業務があり、社労士以外の人物が独占業務を報酬を得て行った場合には、罰則も用意されています。社労士に依頼する側には罰則こそはありませんが、万が一社労士以外に独占業務を依頼した場合には、間違って処理されたり、行政への認可が[…]
依頼先候補が上記の業務に対応していなくても問題ありません。
必要なときだけ社労士に依頼した方が安上がりだからです。
上記の業務への対応が将来的に必要となれば、人事労務の外注先と連携して進めてもらえるよう社労士に依頼をすれば、社内に業務を必要以上に溜めずに済みます。
税理士が対応する業務
- 源泉徴収の手続き
- 給与計算に伴う税務処理
- 年末調整
- 税務申告(所得税、住民税など)
- 税務監査への対応
こちらの業務についても、外注先が対応していなくても問題ありません。税理士と連携して対応してもらえるよう、契約前に相談してみましょう。
人事・労務管理の外注(アウトソーシング)サービスの費用相場
社員50名規模の企業が外注をした場合、勤怠管理と給与計算だけを依頼した場合で12万円~、社労士や税理士が対応する業務や採用業務も依頼した場合でさらに20万円~40万円程度かかります。
依頼内容と従業員数によって費用が変動するので、目安としてお考えください。厳密な相場が知りたい場合は、複数社に同様の業務内容を伝えて見積もりをもらうことになります。
もう少し細かな内訳を見ていきましょう。
勤怠管理・給与計算・+αの関連業務を依頼した場合の費用目安は…
人事・労務管理の月額外注費用相場(社員50名の場合) | |
合計 | 12万円~14万円 |
勤怠管理 | 2万円程度(1人400円で計算)+初期費用(0~10万円) |
給与計算 | 4万円~6万円程度 |
外注先担当者の人件費 | 6万円(時給2000円で30時間稼働した場合) |
上記の金額は労務について最低限の業務を依頼した場合の目安です。
税理士業務や社労士業務、コンサルを依頼するとさらに費用がかかります。
- 社会保険・労働保険の資格取得:1万円~2万円/1件
- 社会保険・労働保険の資格喪失:5,000円~1万円/1件
- 年末調整:10万円~15万円
- 人事コンサル:60万円〜360万円(依頼内容や依頼先によってかなり異なる)
- 採用業務:10万円〜20万円
- システム導入や開発費用
定型的でない業務をサポートしている企業の場合、依頼者の相談内容によって提案内容が異なるため、ホームページ上に料金を載せていないことがよくあります。
人事・労務管理の外注(アウトソーシング)先を選ぶ際に比較対象になるポイント
比較検討の対象になるポイントは主に次の5つです。
- 対応している業務の範囲
- 料金プラン
- サポート体制
- 社労士・税理士が在籍しているか
- セキュリティ対策の内容
対応している業務の範囲
提供されるサービスが、必要とする範囲をカバーしているか確認しましょう。
自社が必要としているサービスが明確でない場合は以下の手順を試してみてください。
- 外注候補の資料をいくつか集める
- 各部署の代表者など、システムを使う人を数人集めてミーティングをする
- 外注先に必要な機能を洗い出す
- 必要な機能がおおむね満たされる外注先を選ぶ
料金プラン
以下3点を確認しましょう。
- 初期費用
- 月額費用
- 追加料金
サポート体制
サポート体制や対応時間を確認しましょう。なお、電話でのサポートがついている場合多少割高な料金になっていることがあります。プランによってサポート体制が変わることがあるので、料金表をよく確認したいところです。
社労士・税理士が在籍または提携しているか
社労士と税理士が在籍していないのに、社労士と税理士の独占業務を受託していないか確認しましょう。
独占業務を受託していなければ、社労士と税理士が在籍していなくても問題ありません。
セキュリティ対策の内容
セキュリティ対策をしているか確認しましょう。具体的に確認したいポイントは次のとおりです。
情報管理ポリシー
外注先が適切な情報管理ポリシーを持っていることが重要です。これには、情報の取り扱いや保管、廃棄に関するルールや手順などが定められています。
アクセス制御
外注先が機密情報や個人情報にアクセスできるスタッフを厳格に制限し、不正アクセスを防ぐ対策を講じていることが求められます(パスワード管理や二要素認証など)。
暗号化
送受信されるデータや保存されるデータが暗号化されていることが重要です。これにより、データが漏洩した場合でも情報が第三者に利用されるリスクを最小限に抑えられます。
ネットワークセキュリティ
外注先のネットワークが適切に保護されていることが求められます。ファイアウォールやインシデント検出・対応システムなど、ネットワーク上の脅威から情報を守るための対策が必要です。
人事・労務管理の外注(アウトソーシング)する理由
人事・労務管理の外注する理由は以下5点です。
人手不足を解消するため
人事労務人材の採用に苦戦していたり、担当者の残業が続いていたりする場合に人事労務を外注すると、人を採用せずに業務の負担を減らせます。
コスト削減につながることも
人件費や研修費、システム費用を削減できます。ただし、カスタマイズ性が高いサービスや、コンサル系のサービスを使ったりする場合は単価が高くなりやすいので、必ずしもコスト削減ができるわけではありません。
従業員の人数が比較的少なく、勤怠管理や給与計算の負担がそこまで大きくない場合も、元が取れないことがあります。外注予定の業務を社内で対応した場合に、どのくらいのコストがかかるのか計算した上で外注するのが無難です。
売上や利益に直結する業務にリソースを集中するため
特にルーチン業務については、お金をかけても売上や利益を増やせません。
ルーチン業務を外注すれば、売上や利益率に直結する業務に今よりも人とお金を割けるかもしれません。
業務の属人化・ブラックボックス化を避けるため
人事労務を外注する場合、システムを利用して業務に対応することがあります。システムを使うことで業務プロセスが可視化されるので、人事労務の進捗や進め方を担当者以外の人にも共有しやすくなります。
これにより、人事労務担当者への業務の属人化や、急な退職によって業務が止まる心配を減らせます。
法令改正への対応を任せるため
人事労務を社内で完結させる場合、毎年のようになされる法令改正に対応しなければなりません。外注をしている場合は外注先が対応してシステムをアップデートしたり、対応を調整してくれたりするので社内の負担を減らせます。
専門知識と経験の活用
人事戦略や評価制度などを見直し、生産性を改善するには、ノウハウや経験が必要です。コンサル系の外注先に依頼をすれば、自社にたりないノウハウや経験を補えるかもしれません。
人事・労務管理の外注(アウトソーシング)する際の注意点
外注先を選ぶ際は以下の3点にご注意ください。
従業員の規模次第ではシステムを導入して社内で対応した方が安い場合も
人事労務を外注すると20万円程度かかるので、従業員が少ない段階であれば、勤怠管理や給与計算のシステムを導入して社内の人材が対応した方が費用が安く済みます。
社労士・税理士しかできない業務を無資格者が対応していないか
外注先が社労士と税理士の独占業務を扱っている場合、社労士・税理士が在籍しているか確認しましょう。
戦略に近い業務を外注したい場合は問い合わせをして話を聞かざるを得ない
コンサル系の外注先に依頼する場合、依頼先によって提案内容が大きく異なる可能性があります。自社が抱えている課題の核心を捉えているかどうか確認するためにも、契約前のミーティングは必須です。
まとめ
人事労務の外注先13社のサポート内容と費用をご紹介しました。
ルーチン業務を依頼する場合、サポート内容に大きな差はないので、管理画面の使いやすさや費用、詳細なサポートの範囲を比較してしっくりくるサービスを選ぶことになりそうです。
ルーチン業務以外を依頼する場合は、依頼したい業務を外注先候補に伝えた上で、納得感のある提案をする企業を選びたいところです。サポートの内容や金額が開く部分なので、ルーチン業務を依頼する場合よりも複数社の話を聞く必要性が高そうです。
「外注費用が高すぎる…」と感じる場合は、最低月額5.17万円で使えるフジ子さんがおすすめです。当記事執筆時に調査した対象の中では月額費用が最も低く設定されているためです。随時プランを変更できるので、忙しい時期には高いプランを、忙しくない時期には安いプランを選ぶ、といったように柔軟に外注可能。人手不足や担当者の残業を解消しつつ、無駄な出費も防げます。