【企業規模別】クラウド労務管理システム19社比較|機能・選び方・費用

クラウド労務管理システムを企業規模別にご紹介します。

自社にあったクラウド労務管理システムを選ぶ際に最低限押さえておくといいポイントを先にお伝えします。

  • 労務管理システムの基本的な機能は人材情報の一元管理で、大体のシステムに標準的に実装されている
  • 人材情報一元管理以外の機能がシステムによって異なることが多いので、自社が必要としている機能がわかった上でシステムを選んだ方が安上がりになりやすい(人材データの活用や書類の保存・作成など、いろんなことができる)
  • 労務管理システムが向いているのは、従業員の数が増えてきて、従業員情報や書類がいろんな場所に格納されている企業。情報や書類を一箇所に集められる
  • 勤怠管理・給与計算機能はついていないか、他のシステムと連携していることが多い
  • 人材情報の一元管理の必要性が薄い段階であれば、勤怠管理システムや給与計算システムを選んだ方がコスパがいい
  • 最終的には管理画面を見て使いやすさや具体的な機能を確かめる必要がある。無料トライアルやデモを使ってから契約を決めるのが無難

以下、クラウド労務管理システム19社の特徴をご紹介した上で、自社にあったシステムを選ぶ際に注目したいポイントをより詳しくご説明します。

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目次

【企業規模別】クラウド労務管理システム19社比較

労務管理のためのクラウドサービスをご紹介します。

  • スタートアップ向け
  • 中小企業向け
  • 大企業向け

従業員の人数に応じてサービスを分類した理由は、従業員の人数に応じて必要な機能が異なるためです。

労務管理についている機能と、その機能が必要になる段階を一覧にすると、、、

機能何人から必要?説明
従業員情報一元管理従業員10人以上労務管理システムのメイン機能

この記事で紹介するほとんどのサービスに実装されているため以降紹介割愛

勤怠管理1~5人以上労務管理の基本的な機能。

勤怠管理と給与計算だけのシステムが最も安い

給与計算1~5人以上
人事労務関連機能従業員10人以上具体的にどの機能が必要か検討しなければいけない。ある程度機能の種類が多いため
業務プロセス見直し

システム導入・変更

最低20人以上くらい価格が上がりやすいポイント。従業員が増えてきて、人事労務の業務フローが雑然としてきたタイミングで検討したい

自社に必要な機能がついているシステムを簡単に見つけられるよう、会社規模別にシステムをご紹介していますので、ご自身の会社の規模に近い箇所をご覧ください。

スタートアップ向けクラウド労務管理システム5社比較

低コストで利用できて、スタートアップ企業の労務管理に必要な基本機能を網羅しているものをご紹介しています。

勤怠管理・給与計算のみのシステムの方が割安で使えるので、人材情報の一元管理を必要とする前の段階であれば、勤怠システムや給与計算システムを導入するのもいいかもしれません。勤怠管理システムや給与計算システムも選択肢に入れたい場合は以下の記事もあわせてご参考ください。

【2023年最新】クラウド勤怠管理システム23社の料金・機能比較|失敗例に学ぶ選び方

クラウド型給与計算システム・ソフト23社比較|おすすめ・料金・選び方

freee人事労務

項目詳細情報
勤怠管理機能勤怠打刻機能

勤怠ワークフロー

有給・残業申請・承認

勤怠アラート

勤怠カレンダー

給与計算機能給与計算:固定時間制

給与計算:フレックス/変形労働・管理監督者・裁量労働制

web給与明細

会計連携:人事マスタ連携・給与仕訳連携

マイナンバー管理

複数時給・変動手当

カスタム項目を用いた変動手当

年末調整

社会保険電子申請

人事労務関連機能入社・退社手続き

身上変更ワークフロー:住所変更・扶養申請・通勤申請

人事情報管理:事務担当者権限・カスタム項目

組織図のツリー表示

その他の機能アラート機能でやるべきことを可視化
他システムとの連携他社サービスとのデータ連携が可能
料金【スタンダードプラン】

初期費用¥0

¥5,200/月〜(税別)

6名以降1人800円/月

(従業員5名から利用可能)

他3プランあり

無料トライアルあり
カスタマイズ必要な機能に応じて料金プラン4種類がある。他社サービスとの連携もあり
サポート体制導入アドバイザリー、サポートデスク、習熟コンテンツ
セキュリティ対策暗号化(256bit SSL 通信方式)、AWSを利用、国際認証 TRUSTe 取得

freee人事労務は、複雑な労務事務を一つにまとめて、ミス・作業時間を削減するためのシステムです。勤怠管理や給与明細を一気通貫でIT化することで、書類の紛失や作業の手間を削減。

アラート機能でやるべきことを可視化し、イレギュラーな業務への対応をサポートします。

他社サービスとのデータ連携が可能で、給与計算や年末調整、労務書類作成などを効率化できます。

料金は初期費用が0円で、月額5,200円から(税別、スタンダードプラン)。無料でお試しもできます。導入アドバイザリーやサポートデスク、習熟コンテンツなどのサポート体制が整っており、セキュリティも厳重に管理されています。

Bizer

項目詳細情報
勤怠管理機能
給与計算機能
人事労務関連機能スケジュール管理、ToDoリスト、ToDo管理、バインダー
その他の機能
他システムとの連携MFクラウド会計、freee、ラクスル、Lancers、ペライチ、MISOCA
料金月額2,980円(税込)
無料トライアル30日間
カスタマイズ
サポート体制税理士、社会保険労務士、弁理士、行政書士などの専門家サポート
セキュリティ対策情報セキュリティ体制構築

Bizerは、総務・労務・経理などのバックオフィス業務を一元管理できるクラウドサービスです。自動タスク通知、ToDoリストの手順表示、情報整理・共有機能、専門家への相談・代行依頼などが利用できます。また、無料トライアルが提供されており、税理士や社会保険労務士などの専門家とともにサポートを受けることができます。このサービスにより、事業に集中できる環境が提供されます。

ARROW

項目詳細情報
勤怠管理機能シフト管理、ICカード/GPS打刻、勤怠管理
給与計算機能給与計算、帳票作成、年末調整、WEB給与明細
人事労務関連機能有給休暇管理、社会保険、雇用契約書等の自作書類
その他の機能データ集計、電子申請、通知機能、電子署名
他システムとの連携外部連携なし
料金月額基本料金 1,980円〜(税込2,178円) *Aプランでの月額基本料金
無料トライアル最大60日間 ¥0 *申し込み翌月末日まで無料
カスタマイズ
サポート体制電話、メール
セキュリティ対策社内体制の整備、継続的な改善

ARROWは、シフト・勤怠・給与に必要な機能をワンパッケージで提供するクラウド型労務管理システムです。労務に必要な機能がすべてまとまっており、外部連携なしで一元管理が可能です。また、シンプルな料金体系で、会社の規模にとらわれず、幅広く多くの業種で利用できます。シフト管理、ICカード/GPS打刻、勤怠管理、給与計算、帳票作成、年末調整、データ集計、電子申請などの機能が含まれており、現場を重視した機能が豊富です。月額基本料金は1,980円からで、最大60日間無料でトライアルが可能です。

DirectHR

項目詳細情報
勤怠管理機能
給与計算機能連携可能
人事労務関連機能入社手続き、マイナンバーの提出、雇用契約書や雇用保険被保険者証の管理、給与明細書の配信、年末調整
その他の機能雇用契約書・労働条件通知書の作成、行政機関への電子申請手続き
他システムとの連携社労夢Company Editionとシームレスに連携
料金・初期費用

0円

・1人あたり月額(必要なサービスのみ選択可能)
電子申請システム 150円
社員の入社データ収集 100円
雇用契約書兼労働条件通知書 50円
公文書・社内文書の配信(mybox) 20円
WEB給与明細 40円
年末調整機能 40円

無料トライアル15日間
カスタマイズ必要なシステムだけを分割導入可能
サポート体制
セキュリティ対策SSL 暗号化、定期的にセキュリティレビュー

DirectHRは、クラウド型の人事・労務オールインワン電子申請システムです。入社手続き、マイナンバーの提出、雇用契約書や雇用保険被保険者証の管理、給与明細書の配信、年末調整などの人事労務関連機能を提供します。また、雇用契約書・労働条件通知書の作成や行政機関への電子申請手続きも可能です。システムは「社労夢Company Edition」とシームレスに連携し、必要な機能だけを分割導入することもできます。公文書は、セキュアな個人別フォルダmyboxで管理されます。

sai*reco(サイレコ)

項目詳細情報
勤怠管理機能
給与計算機能給与明細、データ取込機能、帳票作成機能
人事労務関連機能管理項目カスタマイズ、組織構成の履歴検索、評価機能(目標設定~評価調整)
その他の機能タレントマネジメント、組織図の活用(組織図の作成、シミュレーション)、申請承認管理(ワークフロー、情報の修正変更)、アラート機能(各種アラート設定、お知らせ掲示板機能)
他システムとの連携BIツール、採用管理、電子契約、勤怠管理、適性検査、給与計算、労務手続
料金月額1人220円~
無料トライアル14日間
カスタマイズ管理項目カスタマイズ
サポート体制専任のサポートチームが運用開始まで支援
セキュリティ対策ISMS クラウドセキュリティ認証(ISO/IEC 27017)、SSL暗号化通信、パスワードポリシー設定、接続元IPアドレス制限

サイレコはクラウド型人事管理システムで、組織人事の情報を一元管理し、定型業務を自動化・効率化します。タレントマネジメント機能や組織図の活用が可能で、さまざまな人事課題に対応できます。また、システムと他のサービスとの連携が可能で、カスタマイズやアラート機能も提供しています。導入後は専任のサポートチームが運用開始まで支援します。14日間の無料トライアルも提供されています。

中小企業向けクラウド労務管理システム10社比較

中小企業向けのコストパフォーマンスが良いシステムをご紹介します。労務管理の複雑な要件に対応できる機能やサポートを提供しているものを集めました。機能の種類がサービスによって異なるので、自社にあったものを選んでください。

マネーフォワード クラウドHRソリューション

項目詳細情報
勤怠管理機能自社・他社システムと連携可
給与計算機能自社・他社システムと連携可
人事労務関連機能 自社・他社システムと連携可
その他の機能AIチャットボット
他システムとの連携あり
料金お問い合わせにて
無料トライアル
カスタマイズ人事労務関連の幅広いsaasを連携できる
サポート体制専任担当者、チャット・メールサポート
セキュリティ対策

マネーフォワード クラウドHRソリューションは、中小規模から大規模の企業向けのクラウドサービスで、給与計算、勤怠管理、入退社管理、社会保険税手続きなどの人事労務業務をシームレスに連携し、効率化を支援します。各企業の状況に合わせて必要なサービスを組み合わせて導入でき、外部サービス連携にも対応しています。専任担当者による手厚いサポートがあり、最短1ヶ月で導入が可能です。また、AIチャットボットを搭載し、人事や労務を中心としたバックオフィス領域全般に特化したサポートが提供されます。

タレントパレット

項目詳細情報
勤怠管理機能
給与計算機能
人事労務関連機能人材データベース、人材データ分析、人的資本ダッシュボード、
労務管理、異動シミュレーション、人材育成・スキル管理、
人事評価、アンケート、サンクスポイント、TPOD(組織診断) 、
健康管理・ストレスチェック、eラーニング・研修管理、
採用管理、マインド(適性検査)
その他の機能
他システムとの連携労務管理システム:SmartHR、オフィスステーション 労務

eラーニングシステム:Schoo

給与計算システム:ジームクラウド

料金お問い合わせにて
無料トライアルデモ・体験版あり
カスタマイズ
サポート体制専任サポート窓口、オンライン相談会、テーマ別勉強会、サポートデスク、コンサルティング、FAQ/学習コンテンツ、科学的人事フォーラム、科学的人事研究会
セキュリティ対策全社員に情報セキュリティ教育の実施と方針の周知徹底、情報セキュリティに関する目的を設定し、定期的にレビュー

タレントパレットは、人材データを一元化・分析することで、経営・人事戦略の意思決定の高度化、次世代人材の育成、最適配置、離職防止、採用強化などの科学的人事戦略を実現するタレントマネジメントシステムです。

機能や操作性がわかるデモ・体験版が提供されており、専任のサポート窓口となる担当者がお客様に寄り添って最適なサポートを提供します。

また、オンライン相談会やテーマ別勉強会、サポートデスク、コンサルティング、FAQ/学習コンテンツ、科学的人事フォーラム、科学的人事研究会など多彩な支援が用意されています。

SmartHR

項目詳細情報
勤怠管理機能外部クラウドシステムと連携あり
給与計算機能外部クラウドシステムと連携あり
人事労務関連機能入社手続き・雇用契約、文書配付、年末調整、マイナンバー管理、申請・承認機能、お知らせ掲示板、予約管理、Web給与明細
その他の機能外部連携サービス、CSVカスタムダウンロード、多言語化対応機能
他システムとの連携40以上のサービスと連携、API連携、CSVデータ受け渡し
料金お問い合わせにて
無料トライアル15日間の無料トライアル
カスタマイズ複数プランあり
サポート体制ヘルプセンター
チャットサポート
オンライン運用サポート
セキュリティ対策SSL/TLS暗号化

脆弱性対策

DDoS保護、WAF、侵入検知、ファイアウォール

なりすましを防ぐDMARC、BIMI

SmartHRは、人事・労務の効率化とデータ活用による組織改善を目指すシステムです。書類回収やチェック作業の工数を大幅に削減し、最新の人事データを一元管理。また、蓄積されたデータを活用して効果的なタレントマネジメントや組織のパフォーマンス向上が可能。40以上のサービスと連携し、APIやCSVでのデータ連携もできます。

クラウドハウス労務

項目詳細情報
勤怠管理機能
給与計算機能WEB給与明細
人事労務関連機能入社手続き自動化、雇用契約の電子化、社員からの申請承認、社員情報の一元管理、人事データの活用、年末調整電子化
その他の機能マイナンバー管理
他システムとの連携
料金お問い合わせにて
無料トライアル
カスタマイズ最適な形でのシステムのカスタマイズ
サポート体制専任による導入支援, 問い合わせ(電話・メール), サポートデスク, 導入支援担当(オプション)
セキュリティ対策暗号化、国際標準規格「ISO 27001(ISMS)」認証

クラウドハウス労務は、ペーパーレスで労務管理業務を効率化するセミオーダー型のクラウド業務支援サービスです。入社手続きや雇用契約、年末調整などの手続きを電子化し、従業員データを一元管理することができます。また、マイナンバー管理や年末調整などもシステム上で行うことができ、セキュリティ対策も万全です。導入支援やカスタマイズも提供し、お客様に最適な業務設計やシステム運用が可能です。サポート体制も充実しており、専任のスタッフが電話やメールで質問に対応し、オプションで導入支援担当も利用できます。

HRBrain労務管理

項目詳細情報
勤怠管理機能
給与計算機能
人事労務関連機能入退社手続き、年末調整
その他の機能マイナンバー管理、各種電子申請
他システムとの連携タレントマネジメント機能と連携
料金要望に応じてプランを用意
無料トライアル
カスタマイズ
サポート体制カスタマーサクセスがサポート
セキュリティ対策SSL/TLS暗号化通信、IPアドレス制限、アクセス権限設定、ISO27001(ISMS)取得、プライバシーマーク取得

HRBrain労務管理は、煩雑な労務手続きの効率化やペーパレス化を実現し、従業員から直接必要情報を回収してデータの一元管理を実現します。また、導入後の設定をカスタマーサクセスが支援します。入退社手続き、年末調整、マイナンバー管理、各種電子申請などの人事労務関連機能が含まれており、タレントマネジメント機能と連携して人材データの分析・活用を実現します。料金プランは要望に応じて用意されており、セキュリティ対策も大手企業が安心して利用できる体制が整っています。

MINAGINE

項目詳細情報
勤怠管理機能PCログ(Win/Mac)取得、複雑/特殊な就業ルール対応、不正打刻防止機能
給与計算機能給与計算アウトソーシング
人事労務関連機能労務アウトソーシング、人事評価制度構築/運用サポート、人事評価システム
その他の機能セミナー情報、HRソリューションラボ、ミナジンラボ
他システムとの連携
料金導入サポートプランご利用料金

〜20名 100,000円

基本料金

9,800円〜/月(税抜)
〜30名まで

無料トライアル
カスタマイズ自社に必要な機能を導入可
サポート体制導入・運用サポート、アウトソーシング、人事制度コンサル
セキュリティ対策ISMS認証(ISO27001認証)

MINAGINEは、中小企業向けの総合人事サービスです。クラウド型勤怠管理システムは、PCログ取得、複雑/特殊な就業ルール対応、不正打刻防止機能を提供。給与計算アウトソーシングや労務アウトソーシングを利用でき、人事評価制度構築や運用サポートも提供しています。また、セミナーや情報メディア「HRソリューションラボ」を通じて人事労務の課題解決に役立つ情報を提供し、「ミナジンラボ」という社労士向けの会員制シンクタンクも運営しています。

オフィスステーション労務

項目詳細情報
勤怠管理機能外部システムと連携可能
給与計算機能外部システムと連携可能
人事労務関連機能入社退社手続き、電子申請、書面申請、ワークフロー、雇用契約書、利用者管理
その他の機能多数
他システムとの連携API連携、CSV連携、連携先多数
料金月額440円/名(税込)
無料トライアル「オフィスステーション」は30日間、「オフィスステーション Pro」は14日間
カスタマイズ連携多数
サポート体制電話※3・メール

※3.電話サポートは有償オプションとなります [年額利用料一律55,000円(税込)]。

セキュリティ対策Webアプリケーションファイアーウォール、二重認証、暗号化、ISO/IEC27001
ISO/IEC27018、自動バックアップ

オフィスステーション労務は、従業員情報の一元管理やペーパーレス化を実現するクラウドベースの人事労務管理システムです。様々な他社システムとAPI連携やCSV連携が可能で、月額440円/名(税込)の料金設定となっています。サポート体制は電話※3・メールが利用可能です。また、110種類の帳票に対応し、業界最低水準のコストで提供されています。複数事業所管理、ホールディングス機能もついており、複数箇所で事業を営んでいる企業におすすめ。

社労夢Company Edition

項目詳細情報
勤怠管理機能
給与計算機能連携あり
人事労務関連機能手続進捗管理、基本台帳、社会保険、雇用保険、労働保険、労災給付
その他の機能e-Gov API連携電子申請、マイナンバー管理、人給システムと連携
他システムとの連携人事・給与システムと連携
料金
無料トライアル2ヶ月間
カスタマイズ
サポート体制専任スタッフサポート
セキュリティ対策

社労夢Company Editionは、全国2600以上の社労士事務所で使用されているシステムを一般企業の労務業務で広く使えるようにしたソリューションです。雇用保険・社会保険・労働保険の申請手続きの「内製化」を支援し、人事・労務の効率化を目指します。主な機能として、手続進捗管理や社員ワークフローサテライトソリューションがあり、他の人事・給与システムとの連携も可能です。専任スタッフによるサポートがあり、2ヶ月間の無料トライアルも提供されています。

ProSTAFFクラウド

項目詳細情報
勤怠管理機能勤務打刻、勤務形態管理、休暇管理、36協定関連
給与計算機能給与計算、WEB給与明細、ペーパーレス年末調整
人事労務関連機能人事情報登録、データ出力、ワークフロー、マイナンバー管理
その他の機能入力内容の自動チェック、電子申請対応、カンタン帳票出力、業種対応システムテンプレート
他システムとの連携外部の給与システム、就業システムとの連携
料金
無料トライアル
カスタマイズカスタマイズ可能、アドオン提供
サポート体制
セキュリティ対策ISMS、プライバシーマーク、PCIDSS

ProSTAFFクラウドは、人事情報の一元管理とワークフローを利用できる人事管理を基本とし、給与管理、就業管理を組み合わせて利用できるシステムです。外部の給与システムや就業システムとも連携可能で、入力内容の自動チェックや電子申請対応、カンタン帳票出力、業種対応システムテンプレートなどの機能があります。また、カスタマイズが可能であり、お客さまの業務フローやニーズに合った機能をアドオン提供しています。セキュリティ対策として、データセンター、サーバ、認証が整っており、安心してご利用いただけます。

Gozal

 

項目詳細情報
勤怠管理機能あり
給与計算機能給与計算チェックの効率化、前月給与との差異分析や企業独自のルールに基づく計算処理の自動化
人事労務関連機能社員情報の変化に応じた給与変更者の自動リストアップ、給与に影響を与える発令・異動情報の一元管理
その他の機能チェック業務の効果的な進捗管理、リモートでの複数人チェックに対応、証跡の残し
他システムとの連携
料金お問い合わせにて
無料トライアルあり
カスタマイズ社員情報の変化に応じた自由な計算処理カスタマイズ
サポート体制導入サポート、Zoom/チャットによる定着サポート
セキュリティ対策

Gozalは、給与計算チェック業務の効率化を目的としたクラウド型ソフトウェアです。前月給与との差異分析や企業独自のルールに基づく計算処理を自動化し、労務管理の生産性向上を実現します。社員情報の変化に応じた給与変更者の自動リストアップや、給与に影響を与える発令・異動情報の一元管理が可能です。また、チェック業務の効果的な進捗管理ができ、リモートで複数人がチェックを行っても、誰が何をチェックしたか証跡を残すことができます。

大企業向けクラウド労務管理システム4社比較

高度な機能やカスタマイズ性、外部サービスとの連携が充実しているサービス、大規模な労務管理に対応できるサービスをご紹介します。

e-AMANO人事届出サービス

項目詳細
勤怠管理機能
給与計算機能連携あり
人事労務関連機能入社手続き、退職手続き、年末調整、マイナポータル電子申請
その他の機能ToDoリスト、WEB明細、マイナンバー管理
他システムとの連携TimePro-NX、給与システム連携
料金初期費用0円
~30名 ¥9,000
~50名 ¥15,000
~100名 ¥24,000~150名 ¥35,000
~200名 ¥44,000
~300名 ¥58,000
~400名 ¥76,000
~500名 ¥90,000
無料トライアル30日
カスタマイズ雇用契約書のレイアウト
サポート体制メール
セキュリティ対策暗号化、IPアドレスによるアクセス制限、プライバシーマーク取得

人事労務関連機能として入社手続きや退職手続き、年末調整、マイナポータル電子申請などを提供します。また、ToDoリストやWEB明細、マイナンバー管理などの機能も利用できます。他システムとの連携には、TimePro-NXや給与システムが対応しています。カスタマイズでは、雇用契約書のレイアウトを自由に変更できます。セキュリティ対策として、マイナンバー専用権限やパスワード付きzipファイル出力が提供されています。

総務人事奉行クラウド

項目詳細情報
勤怠管理機能自社・他社サービスと連携あり
給与計算機能自社・他社サービスと連携あり
人事労務関連機能・情報管理業務
入社
免許・資格情報管理
休職者管理
定年後再雇用者の管理
退職者管理
・コミュニケーション業務
在職証明書の発行
退職証明書の発行
労働者名簿の調製
住所録・社員名簿の作成
緊急連絡先一覧の作成・配信
書類・リストなど出力帳票例
・定例業務
労働契約更新
組織改編
人事異動
定期健康診断
教育・研修
その他の機能社会保険労務士との連携、APIによるデータ連携、HR Techサービスとの連携
他システムとの連携Excelや他社システムからのデータ移行可能
料金月額 7,000円〜 (年額 84,000円〜)、初期費用 0円〜
無料トライアル30日間
カスタマイズ
サポート体制リモートサポート、WEB、TEL、FAXでのサポート
セキュリティ対策SSLでの通信保護、Microsoft Azureを採用した世界トップレベルのセキュリティ、自動バックアップ

総務人事奉行クラウドは、総務人事業務をデジタル化し、企業全体の業務生産性を向上させるためのサービスです。書類やリストの自動作成、テレワーク対応、セキュリティ対策、専門家との連携、APIを利用したデータ連携、HR Techサービスとの連携など、様々な機能が提供されています。料金は月額7,000円〜で、30日間の無料トライアルが利用可能です。サポートはリモートサポート、WEB、TEL、FAXで提供されており、データ移行も容易に行えます。また、Microsoft Azureを採用した高度なセキュリティ対策が施されています。

ジョブカン労務HR

項目詳細情報
勤怠管理機能ジョブカン勤怠管理と連携可能
給与計算機能ジョブカン給与計算と連携可能
人事労務関連機能従業員情報管理、各種労務手続き、年末調整、マイナンバー管理・収集
その他の機能ストレスチェック機能、人材管理機能、書類作成・電子契約機能
他システムとの連携ジョブカンシリーズ連携
料金初期費用0円

月額1人400円/月

無料トライアル30日間無料
カスタマイズ従業員情報項目カスタマイズ、権限編集、閲覧権限や表示項目のカスタマイズ
サポート体制メールサポート, チャットサポート, 電話サポート
セキュリティ対策厳重なセキュリティでマイナンバー管理

ジョブカン労務HRは、労務業務全般を自動化・効率化するためのソリューションであり、従業員情報をクラウドで一元管理し、社会保険・労働保険の手続きから提出までサポートする機能を提供しています。さらに、30日間の無料トライアルも用意されており、メール、チャット、電話によるサポート体制も充実しています。ジョブカンシリーズとの連携が可能で、お得で安心な料金プランが提供されています。

jinjer労務

項目詳細情報
勤怠管理機能ジンジャーシリーズと組み合わせで対応
給与計算機能ジンジャーシリーズと組み合わせで対応
人事労務関連機能労務手続き、年末調整、雇用契約など
その他の機能人員配置、育成計画、モチベーション管理など
他システムとの連携ジンジャーシリーズと連携
料金月額300円〜/人
無料トライアル従業員データベースは無料で利用可能
カスタマイズ項目カスタマイズ可能
サポート体制サポート満足度No.1クラウドサービス
セキュリティ対策働き方改革関連法への対応

ジンジャー人事労務は、人事・労務業務をペーパーレス化し、組織の生産性向上をサポートする人事労務管理システムです。労務手続きや年末調整、雇用契約などをペーパーレス化し、社内のあらゆる人事情報を一元管理することができます。また、他のジンジャーシリーズと組み合わせることで、勤怠や給与計算システムとも人事情報の一元管理が可能です。料金は月額300円〜/人で、従業員データベースは無料で利用できます。項目カスタマイズが可能で、サポート体制も評価が高く、働き方改革関連法への対応があります。

クラウド労務管理システムとは?システムで自動化・効率化できる業務内容

クラウド労務管理システムの概要をお伝えした上で、クラウド労務管理システムで自動化・効率化できる業務内容をご説明します。

どのシステムにも必ずついている機能と、ついていたりついていなかったりする機能をご紹介します。

システムによって提供している機能が異なるので、自社のニーズを把握した上でシステムを選んでいただくと失敗しにくいかと思います。

クラウド労務管理システムとは

クラウド労務管理システムとは、社会保険、税金、契約書のような、労務に関する計算や書類を効率的に作成・管理するためのシステムです。これらの書類作成や計算をするために必要な従業員の情報を一元管理することで、情報を整理する手間を省けます。

紙や個別のシステムで情報を管理していると、ある書類を作成するために必要な情報が複数箇所に散らばっていることがあり、担当者に手間とストレスがかかります。

クラウド型のシステムであれば、他のツールとの連携がしやすいので、労務管理に向いています。

クラウド労務管理システムで自動化・効率化できる業務内容

どのシステムにもついていることが多い機能をご紹介します。

従業員情報管理

勤怠、給与、評価などの情報を一元管理し、検索や更新がかんたんになります。

マイナンバーや雇用契約書も管理できるサービスが多いです。

入社・退社手続き

入社・退社手続きを効率化し、書類の手続きを自動化します。

法令・規則対応

労働法や社会保険法などの法令変更に対応し、自動的に更新されるため、手作業での更新が不要になります。

福利厚生管理

社員の福利厚生プランを一元管理し、適切なサポートができるようになります。

システムによってはついていたり、ついていなかったりする機能

一部のシステムでは、経費精算や勤怠管理、給与計算などの機能が提供されていない場合があります。

勤怠管理

勤怠管理の機能はついていないことが多いです。外部の勤怠管理システムと連携しているサービスはちらほら見られます。

給与計算

給与計算の機能もついていたりいなかったりします。こちらも外部の給与計算システムと連携している場合が多いです。

戦略人事のためのデータ活用

従業員のデータを蓄積して配置転換や昇進をする際の参考にするためのシステムです。戦略人事を目指して設計されているシステムについています。

人事関連機能

人事関連機能はほとんどのサービスでついてはいますが、内容が異なります。

人材管理機能は大体ついていますが、ステレスチェックや人事異動、教育、昇給シュミレーションのような、具体的なニーズに応える機能についてはついていたり、いなかったりします。

従業員情報の一元管理や書類の作成だけでなく、人事に関する機能を求めている方には、人事機能の内容をよく比較されることをお勧めします。

クラウド型とオンプレミス型の違い

クラウド型はインターネット上のサーバーにデータが保存され、どこからでもアクセスできるシステムです。オンプレミス型は、自社のサーバーにデータが保存されるシステムです。

この記事ではクラウド型のシステムを紹介しています。労務管理システムの目的は従業員情報や資料を一元管理することなので、他のサービスとの連携がしやすい方が使い勝手がいいです。クラウド型のシステムは他社サービスと連携していることが多いので、選ぶのであればクラウド型が無難です。

オンプレミス型と比較するとセキュリティが心配、といわれることもありますが、クラウド型であってもセキュリティ対策をきちんとしている会社は多いです。各社のセキュリティへの取り組みについても当記事でご紹介します。

クラウド労務管理システム導入のメリット

クラウド労務管理システムを導入するメリットを説明します。

従業員情報の一元管理ができる

クラウド労務管理システムを導入することで、従業員の勤怠、給与、人事情報などが一つのシステム内で一元化されます。これにより、情報の把握や更新作業が容易になり、データの整合性も保たれます。また、情報の検索や抽出が迅速に行えるため、意思決定に必要な情報を素早く取得することができます。

書類作成・提出の自動化ができる

入社手続きや退社手続き、給与計算などに関わる書類作成や提出が自動化されます。これにより、手書きの書類や複数のファイルでの管理が不要になり、業務効率が向上します。さらに、クラウド上でのデータ管理によってアクセス権限やバージョン管理が容易になり、情報セキュリティが向上します。

人事労務業務の効率化

システムを活用することで、業務プロセスの改善やタスクの自動化・効率化が期待できます。結果として、人事労務業務全体の効率化が図られ、スピードアップやコスト削減が可能になります。また、システムによる効率化で得られる時間を、人材育成や組織改善などの戦略的業務に投資することができます。

コンプライアンス向上

法令変更に対応できるよう、システムが自動的に更新されるため、法令遵守のための負担が減ります。これにより、企業はコンプライアンス違反のリスクを軽減し、安心して業務に専念できます。

人的ミスの削減

システムにより自動で計算ができるので、人為的なミスが削減されます。例えば、給与計算や勤怠管理などの業務において、手入力による誤りや計算ミスが大幅に減少します。また、書類の紛失や情報の漏洩といったリスクも軽減されるため、企業全体の業務品質が向上します。

労務負担の軽減

書類や計算を半自動で作成できるようになると、人事労務担当者の業務負担が軽減されます。

クラウド労務管理システムを導入するデメリットと対策

クラウド労務管理システムを導入する際のデメリットと、それに対する対策をお伝えします。

導入コストが割高になる場合も

システム導入には初期費用や月額費用が発生します。自社にとって必要以上の機能がついているシステムを選んでしまうと割高になる恐れがあるので、お気をつけください。機能自体は必要最低限で、のちに外部のサービスと連携できるサービスであれば、必要以上のコストになる心配はありません。

機能やサポート体制を比較検討し、予算に合ったシステムを選ぶことでコストを抑えましょう。無料トライアルやデモを利用して、自社のニーズに合ったシステムかどうか事前に確認することも重要です。

研修・教育が必要になる場合も

システム導入後のスムーズな運用には、研修や教育が不可欠です。導入支援やトレーニングプログラムを活用しつつ、必要に応じて社内研修を行うことで、システムを使うメンバーに操作方法を共有しましょう。

万一使いにくいシステムを選んでしまうと、システムが定着しなかったり、業務効率が悪くなることもあり得るので、契約前に無料トライアルをして担当者がシステムに触れる機会を作っておくと安心です。

できる柔軟性を持つシステムを選択することが望ましいです。

セキュリティ対策を気にする必要がある

クラウドシステムではデータセキュリティが懸念されますが、厳重なセキュリティ対策を講じたシステムを選ぶことで、安心して利用できます。具体的には、データ暗号化や二要素認証、アクセス制限機能などが提供されているかを確認し、定期的なセキュリティアップデートが行われているかるかも重要です。また、システムプロバイダーが国際的なセキュリティ認証(例:ISO 27001)を取得していることを確認することも、安全性の担保に役立ちます。

データ移行の手間

既に使っているシステムのデータを移行することになります。データ移行の可否や方法については、契約前にシステムを提供する企業の担当者に質問しておくのが無難です。

新しいシステムへのデータ移行は、時間がかかるだけでなく、データの整合性を保つことが難しい場合があります。システムプロバイダーがデータ移行のサポートを提供しているかどうかを確認し、適切な移行方法を選択することで、データ移行の手間を軽減できます。

クラウド労務管理システムを導入する流れ|選ぶ際に注目するべきポイント

クラウド労務管理システムを導入する際の手順や重要なポイントについて詳しく説明します。事業主や人事労務担当者がシステム導入を検討する際の参考にしてください。

必要な機能・不要な機能を決める

まず、自社の業務要件に合った機能・不要な機能リストアップし、選定の基準を作成します。

システムを複数人で使う場合は、ミーティングをして関係者から抜け漏れなくアイデアを出してもらうのもいいかもしれません。

社内で既に使われている労務関係のツールを調査する

既存のツールがある場合、新しいシステムとの連携が可能かどうかを確認し、必要に応じて入れ替えを検討します。これにより、システム導入後の運用・連携がスムーズになります。

必要な機能を備えている労務管理システムを複数ピックアップする

リストアップした機能を満たすシステムを複数選び、比較検討を行います。これにより、最適なシステムを選ぶ確率が高まります。

他システムとの連携を確認する

導入を検討しているシステムが、既存の業務システムや他のツールとスムーズに連携できるかどうかを調査します。システム間の連携が円滑であることで、業務効率化が図られます。

資料請求をする

各システムの資料を請求しましょう。ホームページ以上の情報が書いてあります。資料にしか具体的な料金プランが載っていないシステムも多いので、資料請求はほぼ必須です。

カスタマイズ性を確認する

自社の運用に合わせてシステム開発が必要な場合は、カスタマイズに対応しているサービスを選ぶことになります。

ここでのカスタマイズとは、システム面のカスタマイズであったり、業務フローの再構築であったりします。

ただ、最初からどのようなカスタマイズをすればいいのか想定するのは難しいこともあります。初回のヒアリングで課題を共有することで、開発元から提案をもらえる場合が多いので、いい提案をしてきた先に依頼するのも一つです。この場合、人事労務の課題をなるべく詳しくリストアップし、社外の人間と共有できるようにしておくといいでしょう。

サポート体制を確認する

システム導入後もサポートが充実していると、運用上の問題が発生した際に迅速に対応でき、業務の円滑化が図られます。導入前にサポート体制を確認し、万が一のトラブル時にも安心できるシステムを選びましょう。

社内のミーティングで資料やデモ画面を確認する

資料やデモ画面を社内で共有し、導入候補システムの選定を行います。関係者の意見を取り入れることで、より適切なシステム選定が可能になります。

できればテスト運用をする

無料トライアルができるサービスは多いので、できるだけ活用しましょう。実際に操作してみることで、システムの使い勝手や機能をより具体的に把握できます。

期待していた機能と実際の機能にギャップがないかこのタイミングで確認します。

導入を決める

テスト運用をして問題なく使えそうであれば、導入を決めましょう。

まとめ

クラウド労務管理システムを企業規模別にご紹介した上で、労務管理システムの機能や、導入のメリット・デメリット・導入の手順をご説明しました。従業員情報や書類の一元管理はどのシステムでもできるので、給与計算や人事関連の機能のうち、具体的に何が必要なのかがわかれば自社にぴったりのシステムを選べそうです。

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